先日の日記のレスでミノルさんからご質問いただきましたので
本日は先日の発酵マットの保存に続いて【菌糸ブロックの保存】
について少し書かせて頂きます。

保存に適した温度は、やはり低温になります。弊社では2年前に詰替えた
菌糸ビンを冷蔵庫(5℃)で保管してありますが見た目、オガの状態は
比較的良い状態です。(画像)
別のテストで14℃の場所で1年間保存した菌糸ブロックの
詰替えテストを行った事が御座いますがそのときには
保管温度が14℃でしたのでオガの分解が進みオガの色は画像の物より
白く、スポンジ状になっており手で握ると水が染み出てきました。
そのブロックを緩めに詰替え23℃の場所で菌糸が白く再生する
様子を観察しましたところ、再生は非常に緩やかではありましたが
時間の経過と共に完全に白くなりました。
しかしながら、劣化が早かった為、使用できる期間が非常に短くエサとしては
あまりお勧めできる物ではありませんでした。

様々な環境が考えられますので一概にはいえませんが
菌糸ブロックを幼虫のエサとして使用する場合の保存の目安は

◆温度管理なしの場合・・・2ヶ月程度まで
◆冷蔵庫などで低温保存の場合・・・半年程度

とお考え頂けたらと思います。
(温度管理なしの場合、温度が高い場合には保管の目安期間はより短くなります。)
詰替えの際には保存した物はオガの状態が柔らかくなっており
目詰まりしやすくなって下りますので通常の物より緩めに詰替てください。
 
◆参考:菌床ブロック・菌糸ビンの保存

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